HubSpotが日本語化ベータ版のテストをユーザに案内

思い返せばすでに2年ほどの時間が経過していますが、わたしがマーケティング・オートメーションと呼ばれるサービスを始めて利用したのはHubSpotが最初でした。

その当時はCOSと呼ばれるウェブサイトを作成していくCMSが実装される前の段階でした。とはいえCTAと呼ばれるウェブサイトに設置したリンクやボタンのクリック率が即座に確認でき、その場で変更できる機能が提供されている点や、ランディングページとメール配信、そしてそれらのアクセス結果が確認できる機能を初めて体験したときはCMSが今後発展していく方向性を示しているのだろうと強く感じた次第です。

HubSpotの基本的な機能としては問題ないのですが、ユーザインターフェースが英語のままですとどうしても導入するのに二の足を踏んでしまう方が多いのも事実です。

このような導入ハードルのあったHubSpot、本日メールで日本語化されるというニュースが配信されました。

ご案内するのはベータ版となりますが、変わらずHubSpotの全機能にアクセスすることが可能です。 全機能にアクセスできることに加えて、ユーザーインタフェースがどの言語で表記されるかを自由に選択するという特典がついています。このベータ版のテスト では、英語表記箇所の90%を日本語表記へと変換することが可能となっていすますが、細部に英語表記が残っています。

このところ話題のマーケティング・オートメーションツールの中で、CMS機能を内包しているのがHubSpotの特徴です。

数百、数千のページすべてをHubSpotのCOSで運用するのはハードルがそれなりに高いと考えますが、比較的小規模なウェブサイトもしくはサービスサイト、ランディングページ、そこに関連するメールマーケティングを行っていくというレベル感であればHubSpotで統合運用できるメリットは大きいと思われます。

国産のマーケティング・オートメーションツールやサービスがいろいろ登場してくることが予想されますが、このタイミングでHubSpotが日本語化されたことは、これまで導入を躊躇していた見込み客の背中を押す大きな要因になるかもしれません。

ただ、サポート窓口は現状英語対応ということでHubSpotの大量採用が今回の日本語化で一気に進むかどうかはまだ即断できないところかと思います。