Salesforce Summer東京においてサイバーエリアリサーチ社のPardot導入例が紹介されていました。

7月24日、株式会社セールスフォース・ドットコムが"Salesforce Summer 東京"を虎の門ヒルズで開催しました。

このイベントでは新しい形で成功するというテーマのもと、"IoT・マーケティングオートメーション アナリティクス・モバイル"というキーワードがイベントページでも大々的に取り上げられていました。

今回のイベントでは、SalesforceのB2B向けマーケティングソリューションとしてのサービス展開製品が発表されました。多くの方が詰めかけた展示会場で製品デモが行われていた他、基調講演と16時から開催された"B2Bマーケティング・オートメーション Pardotで見込み客を倍増する"というタイトルのセミナーではサイバーエリアリサーチ社の事例紹介が行われました。

PardotとSalesforceの役割

同社の名前はWeb制作やWebマーケティング系の仕事に従事する方であればご存じの方も多いかと思います。

サイバーエリアリサーチ社は、2013年11月にSales Cloudを導入し、2014年12月に Pardotを導入したとのこと。以前はプロダクト毎に事業部があり縦割りの組織だったが、Pardot導入をきっかけに組織を再編成したというのが興味深いところです。

この再編を経て、現在は営業+マーケティング部門と技術部門の大きく2つの部門に分けており、情報の共有が円滑におこなえるようになったとのこと。Pardot導入からこの組織改編を経て、営業部門は週次ミーティングを廃止することが出来、年間で180 - 200万程度の節約に繋がっているということです。

ただし、その成果を出すまでには試行錯誤もあり、「Pardot導入時の運用シナリオ作りに苦労した」という点には耳を傾ける必要がありそうです。

シナリオとフロー図の作成

現在ではPardot導入から前述の営業部門での成果の他に、メールマーケティングの部分でも導入前は平均1.2%だったメール開封率が最大27.3%を記録するなど、目に見える大きな成果を手にしているというのが印象的なセッションでした。

メールマーケティング効果

Pardotに限らず、デジタル・マーケティングツールを適切に活用することで、業務の効率化や成果を大きく上げることが可能な例として参考にしてみてはいかがでしょうか。