マーケティング関連のITに長けた人材の不足が課題

株式会社アイ・ティ・アールがベンダーへの調査とユーザー・アンケート調査を融合させた市場調査レポート「ITR Cross View:マーケティング管理市場の実態と展望2015 ― ユーザー調査と市場調査結果―」をリリースしました。

このレポートは、従業員100名以上の国内企業で、自社のマーケティング管理関連製品の意思決定に関与する個人、加えて、「メール送信」「Webアクセス解析」「ソーシャルメディア解析」「統合型マーケティング支援」の4製品中、3製品以上既に導入している企業に所属する方を対象としたレポートとなっています。

レポートの概要として、高度なマーケティングを指向する大企業においては、マーケティング活動のPDCA全般の可視化・最適化に注目が高まっているとしています。

ただし、運用上の課題を持つ企業も多く見受けられ、「マーケティング関連のITに長けた人が社内にいない」がトップであり、マーケティングとIT両面の知識を兼ね備える人材不足が最大の課題としています。2番目に「マーケティングのIT化予算が少ない」がつづいており、投資対効果が見えづらいなどの理由から経営層の理解が得られていないことがうかがえます。

この結果については、企業規模を問わずこれからデジタル・マーケティングに取り組もうという方々にも共通課題として認識されていることも多いのではないでしょうか。